アトピーの赤ちゃん

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、肌荒れがしばしば起こります。何より「アトピー性皮膚炎」だと、湿疹も悪く、赤ちゃんのことが心配になりますよね。乳児湿疹であれば、多くは1歳頃には良くなりますが、アトピー性皮膚炎の場合はいくつか注意点があります。そこで今回は、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎について、症状ややり方、乳児湿疹との違いや見分け方をご説明した上で、アトピー性皮膚炎への虎の巻をお伝えします。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は?

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アトピー性皮膚炎は、皮膚にアレルギー反応による炎症が現れるものです。特定のアレルギー物質に反応して来るものなので、赤ちゃんも起こり得ます。

主な症状は、頭部や顔のほかに、耳やひじ、ひざの裏などの関節部分に力強いかゆみを伴い、なかには皮膚がなくなることもあります。慢性湿疹で、思い切りなったり悪くなったりを増やす特徴があります。

アトピー性皮膚炎と間違え易い「乳児湿疹」は?

乳児湿疹は、乳児期に起こる湿疹の総称だ。乳児湿疹という病気があるわけではなく、様々な原因で生じる湿疹をまとめて「乳児湿疹」と呼びます。大抵、肌が赤く至る・酷い水ぶくれができる・うろこ状のかさぶたができるなどの症状が現れます。

乾燥するタイプもあれば、じくじく湿ったタイプもあります。頬やおでこなど顔に現れやすく、お腹や背中など全身に強まることもあります。乳児湿疹は生後2週間を過ぎた頃から生じ取りかかり、1歳を迎える頃には治まるのがほとんどです。

アトピー性皮膚炎と乳児湿疹で、症状に違いはある?

アトピー性皮膚炎と乳児湿疹の原因は異なりますが、症状は通じるため、医師でも突き止めることが難しいといわれます。素人目では症状だけを見ていても、それが乳児湿疹なのか、アトピー性皮膚炎なのかを特定することはできません。

ただ、アトピー性皮膚炎の特徴としては慢性湿疹で良くなったり悪くなったりを増やすというのがあるので、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」によれば、次の症状を見てアトピー性皮膚炎と診断します(※1)。

● かゆみがある
● 湿疹
● 赤ちゃんの発疹は、頭、顔にはじまって、胴や四肢に下降してくる
● 乳児期では2ヶ月以上、その他では半年以上湿疹が連なる

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎のやり方は?

赤ちゃんに湿疹が現れると、まずは乳児湿疹と診断され、乳児湿疹のケアを行います。しかし、ケアを通じていても症状が一心にならなかったり、悪化したりする場合には、アトピー性皮膚炎の可能性が考えられます。

そのときは、小児科か皮膚科のともかまいませんので受診ください。アレルギー科がある病院だと、アトピー性皮膚炎だったときにより的確に対処していけるよ。

アトピー性皮膚炎と診断されたら、アレルギー物質と考えられるものは取り除いた上で、なるべく症状を悪化させないように、病院から処方された薬として治療を積み重ねることになります。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎にステロイドは使ってもいいの?

アトピー性皮膚炎でよく利用されるステロイドですが、ホルモン剤ということもあって、赤ちゃんに使ってもいいのか、心配におもうママやパパも多いようです。ですが、ステロイドはアトピー性皮膚炎の治療に有効で、適切な量や用法であれば副作用も抑えて利用できるとされています。

副作用には、ニキビや水虫による肌荒れ、肌が赤く腫れて仕舞うといった症状が見られることがありますが、いずれもステロイドの使用を除ける結果症状を止めることができます。赤ちゃんの肌の様子に合わせて、医師に相談の上で薬の使用を調節していきましょう。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、家庭でどうしてケアするの?

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の治療では、普段から肌を清潔に持ち、保湿を心がけるといった、家庭での肌のケアを怠らないようにしましょう。

シャンプーや石鹸のすすぎ残しを除ける

赤ちゃんの体を清潔にすることは大切ですが、シャンプーや石鹸のすすぎ残しや過度な使用があると、刺激によって皮膚炎を誘発することがあります。使用するシャンプーや石鹸自体も低刺激なものに取り替えるといった対処を通じてあげましょう。

乳児湿疹もアトピー性皮膚炎も、清潔を保つ方法は同じです。関連記事に細かくまとめていますので、合わせて参考にしてください。

入浴後はとりわけ保湿を

お風呂あがりは暑さから汗をかき、その後乾燥しやすくなるので、低刺激のベビー用ローションや保湿クリームで保湿を通じてあげましょう。肌に水分が残っているうちにコーティングしてあげると、ますます保湿に効果が期待できますよ。

唾液や汗の刺激も軽減

赤ちゃんの唾液や汗が肌に接触すると、それが刺激となってアトピー性皮膚炎が悪化することがあります。汗はシャワーでほぼ出すだけでも効果があるとされます。濡らした瑞々しいガーゼで拭き取って吊り上げるものいいですね。

瑞々しい素材の衣類に変える

衣類が肌に触れることも刺激になるため、肌気は瑞々しい素材のものに変更してあげましょう。洗濯をするときも洗剤が残らないよう、洗剤を少なめにしてあげることも大切です。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎ではアレルギー物質を避けるべき?

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因として、食べ物やダニ、ほこりといったものがアレルギー物質となって、症状を悪化させて掛かることがあります。

アレルギーと聞くと、ついに全てのアレルゲンを除去しようと頑張ってしまう。しかし、食物アレルギーが関与しないアトピー性皮膚炎も多数あり、アレルゲンを完璧に除去することは厳しいのです。

無理にアレルゲン除去食を取り入れると、赤ちゃんの発育に影響が出るといった心配な点もあります。医師と相談の上、やり方や日々の食事を検討するようにしてくださいね。

同様に、環境要因としてのアレルゲンを除去しても、完全には治療できません。それでも、症状の緩和には効果が見られるので、ダニやほこり、花粉、ペットの毛などを避けるように部屋を清潔に保ってあげましょう。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は癒えるの?

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アトピー性皮膚炎と診断されると、治らないものとしてしまう。しかし、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、成長して年齢が高くなるにつれて、症状が良くなる割合が高いとされています。例えば、生後4ヶ月の赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の約70%は1歳半年には治り、1歳半年児の約50%が3歳には治癒したという報告があります(※1)。

ただ、症状の強さによってもことなるため、年齢が上がってもママやパパがじっと赤ちゃんの肌の状態を見て、適切なケアを通じて差し上げることが大切です。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎はストレスの解消も重要

赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になると、肌の状態が悪化してママやパパの心配が大きくなることもあります。ただ、ストレスで症状が悪化することもぐっすり知られていて、ママやパパが不安に思うこと自体が赤ちゃんのアトピーに影響する可能性もあります。

赤ちゃんは成長するにつれて免疫が強くなり、皮膚も丈夫になって自己治癒力で肌も直せるようになっていきます。赤ちゃんのアトピーは治まって赴き易いものだとして、神経質になりすぎず、時間をかけて治療に付き合っていきましょう。

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